モザイクの波紋
 
点頭てんかん(ウエスト症候群)になった女の子のおっかさんが綴る日常の一コマ
 



横たわる雀

 ある日のこと、庭で水遊びを始めようとしたジミーは、鳥をみつけた。

「ことり、どうしたの?」
駆けつけてみると、雀が地面に横たわっていた。動かない。烏毛がわずかに散っている。落ちていた小枝で拾い上げるとぐったりとして死後硬直も始まっていなかった。庭の片隅に移動させてから戻ってみるとジミーは顔をしかめている。
「ことり、どうしたの?」
私は小鳥さんは死んじゃったのよ、と説明して上げた。
するとジミーは
「ことりさん、かわいそう」
といいながらおんおんと泣き出してしまった。私にしがみつきながらかれこれ10分ほど泣いてジミーは落ち着いた。

 おやまあ、びっくり。《死》を理解するには早すぎる年齢(4歳)だと思っていたが、ちゃんと分かった様子。生ある物はいずれ死ぬことを説明してみたが、やっぱりかわいそうだと言う気持ち大事にしてあげたい。



09/21(月) | コメント(0) | 子育て親育て | 管理

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